アイドル以外に声優が歌をCDで出すという事も多くなった今の時代。
かつて歌はアイドルや歌手の領分であり、声優と言えばアニメや洋画など顔の出ない分野で声を当てるという存在でした。
現在はそういった方たちを「声優アーティスト」と呼び称し、ソロライブの開催やCDが店頭に並んでいることも当たり前になってきています。
私がかつて子供の頃は店頭に声優さんのCDが置いていなくて、わざわざ取り寄せて貰うことが殆どでした。
そんな「声優アーティスト」はいつ頃から言われるようになったかご存じですか?
今回はその先駆けと言われる声優林原めぐみについて、代表作や歌をご紹介していこうと思います!
林原めぐみのプロフィール
【名前】林原 めぐみ(苗字は旧姓)
【愛称】めぐさん、めぐ姉、バラさん、閣下、食料大臣
【出生地】東京都
【生年月日】1967年3月30日(54歳)
【血液型】O型
【身長】156 cm
【職業】声優、歌手、ラジオパーソナリティ、作詞家、エッセイスト
【事務所】ウッドパークオフィス
【配偶者】 あり
◆声優
【活動開始】1986年
【デビュー作】『めぞん一刻』(幼稚園児B「洋助」・近所の女)
◆歌手
【活動開始】1989年
【活動内容】歌手、作詞家、作曲家
林原めぐみ(以下めぐさん)は1998年に結婚し、現在では娘さんが1人居るそうです。
旦那さんは長年情報が出ていないためおそらく一般人だと言われていましたが、非常に有力な情報としてひとつ、アニメーションを中心に活動する脚本家の「網谷正治(あみや・まさはる)」氏ではないかとも言われています。
ラジオなどでは「アミーゴあみや」の名前で出演したこともある方なのですが、その方が旦那さんだと言われたことには理由があるのです。
当時は閲覧することが出来た高額納税一覧ですが、1997年には林原めぐみの名前が載っていたにも関わらず、結婚した年である1998年には「林原めぐみ」の記載が無く、代わりに「あみやめぐみ」の名前が載っていたのだとか。
めぐさんが売れに売れていた時代であるのに、そう簡単に高額納税者から外れることは無いでしょう。
そのためめぐさんの旦那さんは「あみや」氏であるというのが一番納得もできる説になりそうですね。
2004年の6月~7月まで産休を取られたのですが、その間は代役として親友の平松晶子さん、ラジオパーソナリティを保志総一朗さんや日髙のり子さんが担当したのだとか。
それ以降はシッターさんや旦那さんの協力を得ながら子育てをしつつ仕事を再開されたようで、わずか2カ月という間の代役の声を聴いた方はある意味幸運とも言えるかもしれませんね。
声優・林原めぐみの代表作
最近はアニメ番組にも抵抗が無い方が多く、むしろ昔は隠れていたアニメ好きの方たちが普通に過ごせるようになったのではないかと思っています。
「実はあのアニメや漫画が好きだったの」っていう人、結構多くないですか?
特にアニメを見て居なくても、新世紀エヴァンゲリオンやポケットモンスター、名探偵コナンといった作品は聞いたことがある方も多いことでしょう。
エヴァは歌だけ知ってるという方も知人に居たのですが、ポケモンは少し前にスマートフォンアプリでも名前が知られていましたね。
そんな有名な作品でめぐさんは声優として活躍をされています。
そこで代表的な作品から、まだ名前も売れていない頃の作品など一部を抜粋してのご紹介です!
- 新世紀エヴァンゲリオン(綾波レイ)
- ポケットモンスター(ムサシ)
- 名探偵コナン(灰原哀)
- 幽遊白書(少女玄海)
- ハローキティ(キティ)
- 機動戦士ガンダム(クリスチーナ・マッケンジー)
1:新世紀エヴァンゲリオン
新世紀エヴァンゲリオンの主人公の周りにいる女の子は複数いますが、一応メインヒロインになるのでしょうか?
めぐさんは主要キャラとして登場する中学生の一人であり、エヴァの搭乗者として主人公よりも先にNERVで活動をしていた少女「綾波レイ」の声を演じられています。
最初は冷静で感情が無いようにふるまう彼女ですが、主人公たちと会話を重ねるごとに少しずつですが人間らしい部分を垣間見せるようになってきます。
彼女の正体というのは物語の核心に深くかかわっているので、ぜひ作品を観て確認して欲しいのですが、静かな声の中にわずかな感情をにじませる演技は、ここぞという場面で強く心を打ってくるもののように感じました。
新世紀エヴァンゲリオンはオープニングの映像で素早く場面を切り替えるなど、当時としてはかなり珍しい撮り方をしたことでも話題になったようです。
また話の内容も中々に難しく、「アニメと言えば子ども向け」という印象を思い切り覆された作品だと思っています。
近年リメイクされた劇場版の公開がされたためか、エヴァンゲリオンをご存じの方も増えている様子。
そんなエヴァの主要キャラクターと言えばまだ中学生の少年少女が殆どになるわけですが、丁度大人との境目という年頃ですよね。
最近はメイクをする学生さんもそれなりの数が居るためかわかりませんが、若年層の女性向けの化粧品メーカーともコラボレーションをしているようです。
作中の飾り気のない機械的な姿とのギャップに驚きました。こんな彼女欲しい
Youtubeで公開されているCM映像はそんな綾波レイの姿もですが、変わらぬめぐさんの声の透明感とも非常にマッチしていて、なんだかドキドキしてしまう映像でした。
最近公開された「シン・ヱヴァンゲリヲン劇場版」は、劇場版ヱヴァンゲリオンの最新作であり最終作、ヱヴァンゲリヲンの完結作ともいわれています。
シリーズとしては25年、劇場版の前作「エヴァンゲリオン新劇場版:Q」から8年の歳月を経ての完結ということですが、シンエヴァの公開までにかかった8年の歳月は様々な要因による延期などが重なったためで、個人的にはもう公開されないのかとも思っていたくらいです。
#シン・エヴァンゲリオン劇場版
アヤナミレイ(仮称)役・林原めぐみさんのインタビューがWebNewtypeにて公開!私の中に変わらずレイちゃんがいる――https://t.co/DMlwUtneuy#シンエヴァ 入場者配布中
「アヤナミレイ(仮称)/式波・アスカ・ラングレー」A4ミニポスターhttps://t.co/PXjN5N2BDq— エヴァンゲリオン公式 (@evangelion_co) May 24, 2021
2:ポケットモンスター
2021年で25周年になるポケットモンスター。
アニメの放送が開始した当初から非常に人気がありましたが、登場するモンスターの数もさることながら、人物も多く登場するため声優さんたちの複数配役は普通という印象がありました。
一時期放送中のフラッシュで体調が悪くなった方なども居て休止された時期などもありましたが、現在は他のアニメも同様に充分に配慮されたうえで注意喚起を行うようになり、また人気のアニメとして放送されています。
アニメ、電子ゲームの他にもカードゲームや漫画、実写映画なども展開されており、国内のみならず海外でも子供から大人まで人気のある作品です。
当時はゲームボーイを使って兄と一緒に攻略を進めたりと懐かしい思い出がよみがえります。
とはいえ今となっては全くわからないモンスターが多く、初代~ダイヤ・パール時代までしか覚えていません!
そんなポケットモンスターの中でめぐさんが演じられている代表的なキャラクターといえば、やはり「サトシのフシギダネ」…だけではなく(笑)
上にある画像の赤い髪の女性、ロケット団の「ムサシ」が一番ではないでしょうか。
初期の頃から登場していて、アニメでは少々意地の悪い役というか、ずる賢い小悪党という印象があります。
ですがひとたび映画になると、サトシたち主人公がピンチの時は当たり前のように手を差し伸べ、悪役を打ち倒すために身を投じてイイ仕事をする、憎めない役柄として登場するのです。
まさに、「愛と真実の悪を貫く、ラブリーチャーミーなカタキ役」とでも言いましょうか。
義理人情に篤いというか、少し古い表現ですがどこか義賊っぽさもあり可愛らしい役でもあるためか非常に人気も高く、ムサシ達がメインになっている話もあるほどで、今まで声を意識したことが無かった方もこれを機会に一度、彼女の演技を意識して聞いてみて欲しいと私は思います。
3:名探偵コナン
主人公の実家の隣に住む阿笠博士に拾われ、「灰原哀」として生活する元・組織のメンバー、シェリー。
同じ毒薬で子供の姿になった彼女は主人公と同じ小学校のクラスへ通っていますが、小学生らしからぬ落ち着いた言動とクールな性格で、どこかお姉さんらしさをにじませていて友人たちからも慕われている存在です。
そんな彼女の静かな声は一見無関心にも思えますが、周りの人間を心配する優しさがにじむ場面もしっかり存在します。
また主人公たちをからかったりという無邪気な姿も見せてくれるため、思った以上に豊かな感情が見えることも。
組織が絡むと途端に緊張し、こわばった声を出すなどめぐさんの演技の幅が素晴らしいと感じるキャラクターの一人と言えるでしょう。
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4:幽遊白書
数年前にスマートフォン向けアプリにも登場した幽遊白書。
今となっては原作者はハンターハンターの方で有名だとは思うのですが、私としてはこちらの方が古くから知っていた作品になります。
めぐさんが演じられたのは、幽遊白書に出てくる覆面の少女。
実は暗黒武術会の際に若返った姿を覆面で隠した玄海だったのですが、周囲の人間が見惚れるほどの美少女であり、めぐさんの可憐な声が良く似合う姿です。
本来の姿から若返ったという限定的な姿のため、あまり頻繁に出てくる存在ではありませんが、アニメを見ていた当時も目立った存在として居たのを覚えています。
そしてその可愛い姿で苛烈な戦いに加わるのですから、まさに格好いい女子として強く印象に残りました。
実際は既におばあちゃんだったわけですが、元でも現でも格好いい女子というのは見ていて楽しいです。
画像は幽遊白書のスマートフォン向けアプリに登場する姿ではありますが、(若返った)おばあちゃんのバレンタインバージョンキャラクターって、結構なパワーワードですよね??
見た目知ってるので可愛い!欲しい!!としかならないのですが(笑)
5:ハローキティ
サンリオのキャラクターとして長年人気がある猫のキティちゃん。
日本だけでなく各国でも知られている存在であり、子供向けのグッズ展開が主ですが大人でもファンの方は多く、何かとコラボレーションしていることもしばしばです。
そのキティちゃんの声ですが、1990年に東京都多摩市でサンリオピューロランドが開園した際から、4代目のキティちゃんとしてめぐさんが演じておられます。
今働き盛りの方くらいからお子さんくらいまでは、キティちゃん=めぐさんの声という方が殆どなのではないでしょうか。
まためぐさんはこの頃NHK番組のキャラクターや、他のマスコットキャラクターでもよく声を担当されていたそうです。
教育番組「ともだちいっぱい」のソラミちゃんを1995年まで演じられたり、「国際花と緑の博覧会」の花ずきんちゃんなども声を当てられたようで、他にも気になる方は一度探してみても良いかもしれませんね。
6:機動戦士ガンダム
出典:https://wiki.dengekionline.com/
長年オタクをしている私が好きな作品の一つ、機動戦士ガンダムシリーズ。
実はこの作品にもめぐさんは出演をされています!
とはいっても最初の作品ではなくOVAの「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」という作品になるのですが。
機動戦士ガンダムというのは基本的に、地球連邦とジオン公国の戦いがメインとなる作品になります。
こちらの中でめぐさんが演じられたのは、クリスチーナ・マッケンジーという地球連邦軍に属する女性で、モビルスーツと呼ばれる(ガンダム等)機体のテストパイロットです。
はやしばらめぐみの代表的な歌
最初、歌手デビューは考えもしていなかったはずのめぐさんですが、声優として出演した「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」のイベントで、主題歌を担当していた椎名恵さんの代役としてヒロインを演じためぐさんが歌うことになったのだとか。
音域テストを行うためにキングレコードを訪れた際、当時プロデューサーだった大月俊倫さんに歌手としての才能を見出され、林原めぐみ名義での初めての楽曲「夜明けのShooting Star」の製作が決定し、歌手としてのデビューが決まりました。
とはいってもめぐさん自身の名前が使用されているのは基本的にキングレコードからの楽曲で、ポニーキャニオンなどその他のレーベルから出す楽曲の場合はキャラクター名で楽曲参加という形が主だったようで、あまり林原めぐみ名義で出すことはなかったようです。
出演作品の主題歌を担当されることも多く、ご自身で主題歌の作詞をされたこともあるそう。
また自身が手掛けた詞を同じ声優の保志総一朗さんや堀江由衣さんに提供したことまであるのだとか。
プロフィールにもあるように、非常に多彩なことが伺えますね。
そんなめぐさんの楽曲で、有名なもののほか個人的におススメしたい歌を一部ピックアップしてみました!
- Over Soul(シャーマンキング)
- Just be conscious(スレイヤーズRETURN)
- 思い出がいっぱい(らんま1/2)
- ロケット団よ永遠に(ポケットモンスター)
- 〜infinity〜∞(ロスト・ユニバース)
1:Over Soul
2000年代初頭、ジャンプを読んでいた方はまずご存じかと思います。
アニメ「シャーマンキング」のOPテーマとして使用された楽曲で、「よみがえれ」で始まる熱い一曲として有名。
当時私は軽く読む程度立ったのでちゃんと話を把握はしてないのですが、友人たちがこぞって読んでいた上にアニメも見ていた作品になります。
残念ながらジャンプ本誌で原作は最終的に打ち切りとなってしまったようですが、2008年には完全版が発売され、最終的に雑誌に載せられなかった約380ページが書き下ろしで加筆され、無事完結するに至りました。
アニメ自体は約1年ほどで放送が終了してしまいましたが、アニメで放送されなかった「恐山ル・ヴォワール」にあたるストーリー自体はアニメ版のキャストが演じるドラマCD化されているので、聞いて楽しむことが可能です。
2:Just be conscious
今となってはよく聞くようになった「ライトノベル」という言葉ですが、私が学生だった頃はほとんど聞くこともなく、単純に「電撃文庫」であったり「富士見ファンタジア文庫」といった呼び方をしていました。
ジャンルとしてはライトノベルにあたるのですが、どちらかというと文字通りライトなノベルといえば「ケータイ小説」あたりが有名な時代であったと思います。
そんな頃、原作がライトノベル小説である作品でアニメ化された「スレイヤーズ」シリーズの劇場版「スレイヤーズRETURN」の主題歌となったのが「Just be conscious」(ジャスト・ビー・コンシャス)。
これはスレイヤーズシリーズの登場人物でめぐさんが演じるリナ・インバースの生き方を描いたもので、作詞はめぐさん自身が手掛けておりリナを演じて居る中で感じたことを歌詞の一部に含んだとのこと。
歌詞の一部を抜粋すると
明日の自分を好きになりたいから 今日の自分をギュッと抱きしめる
自分が主役の人生(ドラマ)くらいは 楽しまなくちゃもったいないわ出典:「Just be conscious」 作詞:MEGUMI
といった非常に前向きながらも決して楽観的というわけではない、どこか芯の通った「リナ」の顔が見えてくる気がします。
3:思い出がいっぱい
これはOVA版らんま1/2のオープニングに使用された曲なのですが、天道家の女性達と女らんまが歌っていて、ほのぼのとした可愛らしい歌詞の一曲になっています。
元々は「らんま1/2熱闘編」のオープニングとして起用されたCoCoの楽曲で、声優バージョンはカバー曲になるのですが、演者である彼女たちが歌っているとより一層「らんま1/2らしさ」が出ている気がして、私は非常に好きな曲です。
放送当時のアニメでよくあった学生ものや青春ものとでもいうのか、少し懐かしい感じのする楽曲になるのですが、らんま1/2自体は主人公と周囲の人たちが格闘技で戦うシーンも多い作品になり、その合間の穏やかな日常パートを象徴したもののように感じられました。
4:ロケット団よ永遠に
皆様ご存じのアニメ「ポケットモンスター(初代)」などで使用された楽曲で、ロケット団をイメージした一曲です。
初代からのメンバー「ムサシ」「コジロウ」「ニャース」を演じる三名が歌うもので、ポケモン関連の楽曲では「めざせポケモンマスター」に次ぐ歴代2位の売り上げを誇っています。
作詞は作中に度々出てくる「なんだかんだと聞かれたら」の口上を考えた脚本家の首藤剛志さんが担当。
ただ残念なのはコジロウとニャースの個人曲はそれぞれ収録されているのですが、ムサシの個人曲はないようで、今はまだいずれ聞ける日を楽しみにしておくしかないようです。
またYouTubeには公式がロケット団団歌のプロも-ショーンムービーもアップしていて、こちらからもムサシ達の人気具合が伺えますね!
5:〜infinity〜∞
こちらは上の項目「スレイヤーズ」シリーズの作者が原作の「ロスト・ユニバース」の主題歌になります。
曲名はインフィニティ、歌詞のテーマも無限や可能性、未知といったものがテーマとなっているようです。
こちらの作詞もめぐさんが担当していて、めぐさんの出したシングルで売り上げは4位を記録しています。
早いテンポで勢いよく歌われる様がまさに「未知の可能性に向かって突き進んでいる」感じが出ていて、勢いが欲しいときなどに聞くと力が出てくる気がする楽曲です。
カラオケで歌おうとした過去、早口で中々に難しい曲だったのであきらめた思い出もあります。
ちなみにまだ8cmディスクのシングルだった頃の楽曲なのですが、同作品のエンディングでもあるカップリング曲の「EXTRICATION」はオリジナルアルバム、ベストアルバムともに収録されていない楽曲になるので、CDを持っている方はラッキーとも言えるでしょう。
元祖声優歌手?声優アーティストの先駆者と呼ばれる理由
当時、声優という職業はアニメや洋画の吹き替えで声を当てるだけの、声の俳優でした。
おそらくラジオ程度の出演、パーソナリティならばあったかもしれませんが顔を出す人はほんの一握りで、顔を知るためには声優名鑑やアニメ雑誌のページをくまなく探すなどする必要があったのです。
そんな時代の中でめぐさんの起こした行動は、当時としては非常に珍しい事でした。
めぐさん自身「声優」に対して強くこだわりを持って仕事をされています。
そのため実はあまり乗り気ではなかったようなのですが、当時の「声優」としては珍しくレコード会社との専属契約を結んでいたのです。
歌手としても活動をして多くの楽曲を出されていて声優としても非常に実力がある方で、田舎のレンタル店にもCDが並んでいたので当時はかなり珍しかったと思います。
単発の仕事として出演アニメの歌に合いの手を入れたり、セリフを入れる仕事はあったかもしれません。
ですが継続的に歌手活動を行う声優というのは本当に少なかったため、めぐさんは今の「声優アーティスト」たちの基礎を作ったとして先駆けと言われるようになったそうです。
このことから奥井雅美さんはめぐさんを「声優界の美空ひばり」と語り称したこともあるのだとか。
声優にならなければめぐさんは看護士だった?
めぐさんが声優になるきっかけとなった出来事は、実は非常に勢いに任せたものでした。
元々アニメや声優に対してのあこがれはあったようですが過去、父親が病にかかったことから将来の事を考え、国家資格である看護師の資格取得を目指したようです。
ですが願書を出す際に受付の態度が悪くそれに憤り、受験のためと自ら戒めていた漫画を立ち読みしていたのだとか。
その時偶然見かけたアーツビジョンの無料声優養成オーディションの広告に、怒りに任せて応募するという非常に突発的な行動を起こし、約600人の中から見事特待生として合格を果たしました。
両親には正看護師としての資格を取る事を条件に声優としての活動を許可され、看護師の実習をしながら声優としての活動を3年間続け、見事に正看護師資格を取得した声優なのです。
めぐさん自身は声優の仕事に対して真摯に向き合って仕事をされている方なのですが、「声優として子供のイメージを崩さない為に顔を出したくない」といった考えを持っている方であまり露出を好まず、歌手としてソロライブを行われたのもほんの数年前でした。
そのため歌手活動というのもあまり最初は乗り気ではなかったというエピソードもちらほら見受けられました。
まとめ
今回ご紹介した林原めぐみさんの代表作と歌でしたが、個人的に推したいものが多くて何をピックアップしようかと非常に悩みました。
それほどまでに私が過ごした学生時代、めぐさんという声優であり歌手である人の存在が大きくて、今でも変わらず「めぐさ~~ん!」と応援したくなる気持ちになれるのです。
■代表作
- 新世紀エヴァンゲリオン(綾波レイ)
- ポケットモンスター(ムサシ)
- 名探偵コナン(灰原哀)
- 幽遊白書(少女玄海)
- ハローキティ(キティ)
- 機動戦士ガンダム(クリスチーナ・マッケンジー)
■歌
- Over Soul(シャーマンキング)
- Just be conscious(スレイヤーズRETURN)
- 思い出がいっぱい(らんま1/2)
- ロケット団よ永遠に(ポケットモンスター)
- 〜infinity〜∞(ロスト・ユニバース)
- 1998年3月に結婚、子供は娘が一人
- 旦那はおそらく脚本家の網谷正治さん
- 看護学校に通いながら声優の活動を両立させ、正看護師の資格をもっている
- 当時は珍しく声優でありながらレコード会社と専属契約を結んだ歌手でもあったため、声優アーティストの先駆けと呼ばれた
- 声優という仕事に強くこだわりを持っていて、むやみに声優として顔を見せることを好まない
- ラジオ、エッセイ、作詞と幅広く活躍をみせている
透き通った声は年月を経ても変わらず綺麗で、2017年に初めて行われたソロライブは発表された当時、ネット上では「ビートルズ初来日に匹敵する初公演」だと騒然としていたそうです。
というのも、めぐさんの仕事方針として基本的に個人のコンサートなどは行わず、声優としてキャラクターのイメージを損なわないために極力顔を出す活動はしないといったものがあるから。
めぐさんがパーソナリティを務めるラジオの放送1300回記念公開録音がライブ同日の昼に開催だったそうなのですが、それと一緒に開催が発表される形となったようです。
めぐさんの声優としてのキャリアは長く、ずっとファンを続けてきた方にとっては非常に嬉しい事だったかと思います。
方針の転換とまではいかなくとも他の記念と合わせて開催という形でもいいので、2回目、3回目とまたコンサートが行われればいいな、と一人のファンとして願うばかりです。
ここまで読んでくださって有難うございました!
※出典:https://lineblog.me 私は、現在東京に住んでおりますが幼少時代は名探偵コナンと共に成長してきました。博士が作る道具と心が高校生のコナンが解く事件に毎回ワクワクしていました。そんな名探偵コナンに登 …
投稿者プロフィール
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関西在住の主婦。3歳のわんぱく男児を眺めながらライター、CAD、動画編集など手広く勉強中。
趣味は読書(漫画、小説、ライトノベル)とゲーム(最近はモンハンとグラブル)で、息子にアニメやゲーム用語でひらがなを教えるのに勤しんでいる。
自宅に据え置きゲームが複数台ずつあることに疑問を持っていない。
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