美貌の元・女流棋士として多くの将棋ファンを魅了した竹俣紅(たけまた べに)。
弱冠14歳でプロ入りを果たし20歳で引退を表明した彼女は、その後もタレントとして活躍しています。
2021年3月、卒業を控えた彼女の進路やこれからの活躍が気になる方も多いはず。
そんな竹俣紅さんの事を調べてみました。
竹俣紅のプロフィールは?
名前:竹俣紅(たけまた べに)
生年月日:1998年6月27日(22歳)
出身地:東京都港区
学校:渋谷教育学園渋谷中学校・高等学校卒
早稲田大学政治経済学部在学中(2017年4月~)
趣味:ミニ盆栽
美人すぎる女流棋士として有名な竹俣紅さん。
彼女は小学一年生になる少し前にたまたま本屋さんで手にした本がきっかけで将棋の世界に入ったとのことですが、それまでは将棋界にプロというものが存在することも知らなかったそうです。
またその頃は好きなこと=職業がいいという価値観だったそうで、おそらくプロにまでなれたのは好きなことを突き詰めていった結果だったのではないでしょうか。
幼いころからプロ棋士として、同時に学生として忙しい日々を送っていたはずの紅さんですが、大学は早稲田大学に現役で合格を果たすという努力家です。
さすがに高校三年生になってからは平日に学校を休むことが出来なくなったとのことで、2016年4月から2017年3月までの1年間は対局を休場したそうです。
しかしその一方で、2016年4月1日よりワタナベエンターテインメントに所属するなど、すでに引退やタレントとしての活動も視野に入れていたのかな、と思えるような行動も見られました。
竹俣べにの家族構成は?実はお嬢様?
竹俣紅さんは米沢藩の重臣、竹俣氏の末裔ということですが、名前はお父さんが山形の県花である紅花から名付けたのだそう。
上記の竹俣氏というのは、竹俣当綱(たけのまた まさつな)の事で、江戸時代中期から後期の人物です。
米沢藩上杉家の家臣で明和、安永年間の藩政改革を主導した方の一人なのだとか。
紅さん自身も竹俣の家に生まれたということで、当綱の本を読まれている記事もありました。
出典:竹俣紅 公式ブログ
歴史ある家系の末裔ということもあるのでしょうが、名前がなんとも風流ですね。
紅さんの家族構成についてですが、彼女自身が運営しているブログ記事によると現在、父親、母親、紅さんの三人家族のようです。
また、紅さんは熱帯魚のカクレクマノミを2匹飼っていて、名前は「ゆずちゃん」と「あんずちゃん」というそうです。
お父さんは大分の医大で教授をされているといううわさもありましたが、東京都の港区に住んでいるのに大分の医大教授というのは、日常的に通勤することを考えれば少し無理がありますね。
他にも自動車会社の役員だという話もありましたが、住んでいる場所や家系から推測してかなりのエリートではないかと言われている以外、詳細はわかっていません。
お母さんについては、紅さんが飼っている熱帯魚を何度教えても「あんずちゃん」「みかんちゃん」と呼ばれるそうで、紅さんもあきらめてゆずちゃんをあんずちゃんと呼んでいるのだとか。
家族構成や紅さん自身の情報についてはメディアに出ている分、それなりに情報もあるようですが、基本的に紅さんが家族のプライベートな情報をしっかり秘匿されているので、気にはなりますが知っている方がいてもあまり公言はしてほしくない情報のひとつですね。
紅さんの書かれている記事ではよく家族での食事の事など、とても仲のよさそうな様子の記事がいくつもあって、微笑ましく感じられました。
おそらくですが、お父さんが医大の教授という話は紅さん自身が幼少時から医師を志望していたためではないかと思われます。
しかし彼女自身にラテックスアレルギーがあるために医療関係には向かない事や、医療以外の理系には関心が無かったため文系に進んだのだとか。
中学受験では塾へは通わずに自分で教材を購入し勉強したうえで渋谷教育学園渋谷中学校・高等学校に進んだそうで、大学については「学びたい学問が学べて将棋が強い大学」という観点で選んだが、国立の第一志望だった東京大学文科三類は不合格、私立の第一志望だった早稲田大学政治経済学部に合格、進学したそうです。
また小学校5年生の頃漢字検定2級を取得し現在は準1級を所持しているとのことで、幼いころから非常に勤勉で努力家なことが伺えます。
女流棋士を引退するまでの活躍
2021年3月現在では既に元・女流棋士となってしまっている紅さんですが、彼女は最終的に女流初段まで昇り詰めました。
女流初段に至るまでも驚くべき速度で昇級資格を得ており、まさに天才と言っても差し支えのないものです。
彼女は小学生になる前から将棋への興味を持ったとのことでしたが、2008年の小学4年生の頃、日本将棋連盟主催の第1回駒姫名人戦で優勝を果たしました。
2010年には第5回白滝あゆみ杯争奪戦に出場し決勝戦への進出を果たしており、さらに第32期女流王将戦の予選にはアマチュア代表として出場したのです。
その際アマチュアの小学生としては史上初の女流タイトル戦本戦に進出しましたが、本戦1回戦で惜しくも中村真梨花女流二段に92手で敗退という結果となりました。
2012年7月22日、当時渋谷教育学園渋谷中学校2年在学時に、研修会C2クラスで通算9勝3敗の成績を挙げてC1クラスに昇級。
それにより女流棋士3級の資格を得て女流棋士の資格を申請しましたが、紅さんは既に女流3級から2級に昇級する規定「女流1級に相当する成績」である女流王将戦で本戦入りした条件を満たしていたため、2012年10月1日付で女流2級(プロ入り)が内定しました。
2015年度、7月1日の第23期大山名人杯倉敷藤花戦でベスト8に入るという条件を満たして女流1級に昇級し、第1回女子将棋YAMADAチャレンジ杯では8月23日決勝戦に進出しましたが、当時女流初段だった渡部愛さんに敗れ準優勝という成績を残しました。
同年度、昇格既定の「年度成績指し分け以上(7勝以上)」を満たして翌年度の初日である2016年4月1日付で女流初段に昇段しましたが、同時に高校3年生に進級したため翌年3月までの1年間は対局を休場しています。
また本格的に進路を決める時期に入ったことで、女流棋士としての道以外も視野にいれた結果なのか、同日ワタナベエンターテインメントの所属になり、現在までのタレント活動につながっているのではないでしょうか。
紅さんは一年間の休場を経て現役で早稲田大学への合格を果たしましたが、在学中の2018年12月10日に自身の公式ブログにて、2019年3月31日をもって女流棋士としての現役を引退、日本将棋連盟を退会して女流棋士の身分を放棄することを公表しました。
同日付で提出された「2018年度末日での退会届」は日本将棋連盟に受理されており、退会発表後2018年12月25日第41期女流王将戦予選で本戦出場を果たし、2019年3月20日に第41期女流王将戦本戦1回戦で当時女流初段の石本さくらさんと対局しましたが敗退という結果に終わり、これが現役最後の対局となりました。
なお対局のあった時点では詳細は非公表で、対局の様子は同年6月8日に囲碁・将棋チャンネルで放送されました。
通算成績は30勝36敗となりましたが、筆者は将棋ははさみ将棋しかできないため勝てるのがすごいという意識しかなく、紅さんのすごさを伝えきれないのが残念です。
引退後はタレントに転身!賛否両論
紅さんはクイズ番組で見かけることがあるのですが、実は同じくクイズ番組でよく見かけるお笑いタレント、メイプル超合金のカズレーザーさんの大ファンなのだそう。
彼女のフォトエッセイ「紅本」が2018年1月に発売されましたが、その際に帯コメントをカズレーザーさんに頼むほか、クイズの勉強会の仲間としても交流を持っているのだとか。
またほかにも2020年12月24日に写真集「夜明け前、紅さす。」も発売していますが、水着や下着姿は無いのだとか。
とはいえ、天才とも言われた元女流棋士でタレントとしても活躍している紅さんの美貌には多くのファンが居るのではないでしょうか。
一方でタレントに転身したことについて将棋ファンからは辛辣な意見も多く、師匠の森下九段を裏切った、コケにしたなどかなりきつい意見もあります。
師匠の森下俊九段は紅さんにかなり期待をかけていたそうですが、棋士の勉強よりもタレントとしての活動に精を出していて師匠のアドバイスにも聞く耳を持たなかったとかで、一時は破門されたとも言われていました。
将棋連盟関係者からは本来持ち回りで担当する記録係も多忙を理由に避けていたとして、棋士たちの間でかなり評判が悪かったという話もでていたと、一部週刊誌は報じています。
真偽はわかりませんが、天才と言われ若くして女流初段にまでなったのに数年で自ら引退表明をするというのは、非常に惜しい事ではないでしょうか。
けれど若くしてプロになったからと言って、期待されているからとその職業にならなければいけないわけでもありませんよね。
この先どのような進路を取っていくかは結局、彼女次第でしかないのですから。
趣味はミニ盆栽?結構渋かった!
最初の方にも書きましたが紅さんの趣味はミニ盆栽といって、盆栽を室内の小さな窓辺などでも楽しめるくらいの大きさにした、掌に乗ってしまうくらいの小さな盆栽の事です。
とはいっても手入れの仕方は盆栽とさほど変わることはなく、ちゃんと手をかけなければすぐに枯れてしまうもの。
育てる木の種類によっても初心者向けから上級者向けと数多くありますが、彼女の場合は趣味が昂じて盆栽専門誌の「盆栽世界」で2016年2月号から連載を始めるなど、今どきの若者とは少し離れた部分を持っているようです。
フジテレビ内定のうわさは真実だった?
一部の週刊誌で大学を卒業する2021年の春からフジテレビへの内定が話題にあがっていましたが、2020年の2月4日にフジテレビからアナウンサーでの内定を得ていることが報じられました。
ちなみにフジテレビの遠藤龍之介社長は将棋愛好家としても知られていて、アマチュア5段の腕前だとのこと。
とある記者から、よく通われている都心の高級ホテルに併設された囲碁・将棋のサロンで個人的に紅さんに指導を受けたことがあるのではという質問には、コロナの影響で内定式や懇親会もできない為、アナウンサーの最終面接の時しかお会いしていないとこたえられたとか。
アナウンサーに内定する前、タレントに転身するあたりから特に辛辣な意見も多くあったようですが、将棋の世界では引退よりも退会の方が重い選択になるそうです。
引退の場合は公式戦には出られなくても肩書は残るそうで、あくまでもプロ棋士として活動は可能になるとのこと。
そこをあえて日本将棋連盟から退会という形で棋士でもなくなる形にしたのは、タレントとして、これからはアナウンサーとして新たな進路を追っていく紅さんのけじめだったのではないでしょうか。
まとめ
今回とりあげた竹俣紅さんですが、彼女は「元・女流棋士」という肩書はこれからも度々つくでしょうが、現在はひとりのタレント、そしてフジテレビのアナウンサーとして成長していく一人の女性です。
そして棋士は引退ではなく、彼女曰く卒業であり、正式には退会したということ。
彼女に期待をしていた人にとっては裏切りともとれる進路かもしれませんが、彼女はプロ棋士という身分を破棄することでけじめをつけ、これから新たな竹俣紅としての人生を進んでいくことでしょう。
投稿者プロフィール
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関西在住の主婦。3歳のわんぱく男児を眺めながらライター、CAD、動画編集など手広く勉強中。
趣味は読書(漫画、小説、ライトノベル)とゲーム(最近はモンハンとグラブル)で、息子にアニメやゲーム用語でひらがなを教えるのに勤しんでいる。
自宅に据え置きゲームが複数台ずつあることに疑問を持っていない。
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