「珍百景」「ネプリーグ」や「しゃべくり007」など数々のバラエティー番組にレギュラーで出演しているお笑いトリオ「ネプチューン」の原田泰造さん。
「曲がったーことが大嫌いー、はーらーだたいぞうです!」で一躍有名になりましたが、最近はあまり披露しなくなってしまいましたね。
それよりもドラマや映画に出演することが多くなり、俳優としての原田泰造さんを見かけることが多くなったように思いました。
NHKドラマ龍馬伝で近藤勇役は勇ましく、すごく格好良いのが印象的です。最近では、サウナ好きが功を奏して、ドラマ「サ道」の主演も務めています。
他にも色々な映画やドラマに出演していますが、原田泰造さんが主演を務めた「ミッドナイト・バス」が、2021年2月に韓国で上映されていました。
新潟では子供を持つ父親、東京では若い彼女をもつ男という二面性をもつ主人公を演じています。
バラバラだった家族の再生と再出発のヒューマンストーリーで、日本では2018年に上映しています。
その撮影がなかなか過酷で大変だったようです。
今回は原田泰造さんと主演を務めた「ミッドナイト・バス」を調べてみました。
原田泰造(はらだたいぞう)プロフィール
出典:https://www.tv-tokyo.co.jp/
名前:原田泰造(はらだたいぞう)
生年月日:1970年3月24日
出身地:東京
血液型:B型
事務所:ワタナベエンターテインメント
トリオ名:ネプチューン
活動時期:1990年~
出典:https://www.tv-asahi.co.jp/
ネプチューンでのテレビ番組出演では、「ネプリーグ」「しゃべくり007」、「あいつ今何してる?」、「ナニコレ珍百景」など、一週間のテレビ番組でいない日はないのではないかと思うほど、よく見かけますよね。
「笑い犬」シリーズや「ハモネプ」なども懐かしいです。
泰造さんは役者としてデビューしたのは、実は1993年、ウッチャンナンチャンの内村光良さん監督「ゆらゆらばし」でした。幻のドラマになってしまいましたが、泰造さん本人は内村さんっ子なので出演できたことが自慢なんだそうです。
主な出演ドラマ
2004年 奥様は魔女 松井譲二 役
2006年 ザ・ヒットパレード~芸能界を変えた男・渡辺晋物語~ すぎやまこういち 役
2008年 大河ドラマ 篤姫 大久保利通 役
2009年 ツレがうつになりまして 早川明(ツレ) 役
2010年 大河ドラマ 龍馬伝 近藤勇 役
2015年 大河ドラマ 花燃ゆ 杉民治 役
今日は「#サウナの日」ですね。
サウナー達が一度は訪れたいと願う「御船山楽園ホテル らかんの湯」を生んだ県、佐賀。
3月29日(月)~4月4日(日)にドラマ「#サ道」全12話の放送が決定しました。地域のみなさま、新年度を迎える前&後に「サ道」でととのってくださいね。#サガテレビ pic.twitter.com/l3omCeTIBx
— ドラマ「サ道2021」公式、シーズン1DVD発売中【テレビ東京】 (@sado_PRsauna) March 7, 2021
2019年 サ道 ナカタアツロウ 役
2020年 はぐれ刑事三世 浦安吉之 役
主な出演映画
2004年 ジャンプ 三谷純之輔 役
2007年 未来予想図~ア・イ・シ・テ・ルのサイン~ 井上拓己 役
2011年 神様のカルテ 男爵 役
2013年 少年H 田森教官 役
2017年 アウトレイジ 最終章 丸山(花田組舎弟) 役
2018年 スマホを落としただけなのに 毒島徹 役
✧₊-————————-₊✧
HAPPY BIRTHDAY🎊
#原田泰造 さん
✧₊-————————-₊✧本日3/24は原田さんのお誕生日😊
おめでとうございます🎂原田さんは、ゴウのギャンブル依存に悩まされる
淑子達が訪れる相談会の主催者を演じます🎬映画の神様に
愛される1年になりますように✨#キネマの神様 pic.twitter.com/oOo90lIshK— 映画『キネマの神様』公式 (@kinema_kamisama) March 23, 2021
2021年 キネマの神様 ギャンブル依存相談会の主催者 役
原田たいぞう主演映画ミッドナイト・バスがおすすめ!
新潟日報創業140年記念として、ストラーダフィルムズと新潟日報社が共同で製作された映画です。
直木賞候補になった小説家、伊吹有喜(いぶきゆき)さん作品「ミッドナイト・バス」を原作とした映画で、監督は竹下昌男(たけしたまさお)さんです。
あらすじ
東京でエリートサラリーマンとして過酷な仕事をしていたが辞めて、東京と故郷の新潟を繋ぐ深夜バスの長距離運転手をしている利一(りいち)。
東京で定食屋を営む若い彼女、志穂との結婚を考えていた矢先、東京で働いていた長男、怜司が仕事を辞めて帰ってきます。
長女の彩奈は、実現しそうな夢と結婚の狭間で悩み揺れていました。
ある夜、利一が運転するバスに、16年前別れた妻、美雪が乗ってきます。
美雪は再婚した夫の浮気に悩みながら、実父の介護と自分も更年期障害を患っていました。
疲れ果てている美雪を利一は心配して声をかけます。
この再会をきっかけに利一と美雪はまた近づくのですが、怜司は動揺し、彩菜は大反発します。
バラバラだった家族がまた少しずつ再生、再出発を目指すヒューマンストーリーです。
主な登場人物
出典:https://www.niigata-nippo.co.jp/
・高宮利一(たかみやとしかず)/原田泰造
学生時代に後輩だった美雪の妊娠を機に結婚し、怜司と彩奈が誕生するが、美雪が出て行ってしまい離婚します。
過酷な仕事を辞めて、東京と新潟を行き来する深夜長距離バス運転手に転職し、東京で定食屋を営む志穂と交際中。
・加賀美雪(かがみゆき)/山本未来
利一の元妻。
東京で再婚し夫と子供の三人暮らしで、夫の浮気に悩んでいます。
さらに自分自身の更年期障害、父の看護で新潟に帰省しないといけない状況で、疲労が溜まっていく中、16年ぶりに利一と再会します。
子供に負い目を感じて、接し方がぎこちない。
・高宮怜司(たかみやれいじ)/七瀬公
利一と美雪のの息子です。
東京で就職し働いていましたが、ストレスにより皮膚疾患を患い、実家に戻ってきます。
・高宮彩奈(たかみやあやな)/葵わかな
利一と美雪の娘で、アイドルユニット「マジカルワンダー娘」を結成、グッズ販売をしながら、新潟市内でルームシェアしているが、実家によく戻ってきます。美雪に捨てられたと思い込んでおり、当たりが強い。
交際相手との結婚と仕事の狭間で思い悩んでいます。
・古井志穂(ふるいしほ)/小西真奈美
利一の交際相手で、東京で料理屋を営んでいます。
結婚離婚歴があり、控えめでおとなしい女性で利一を一途に思っています。
・山辺敬三(やまべけいぞう)/長塚京三
美雪の父であり、利一の義父であり、怜司と彩菜の祖父です。
妻に先立たれ、マンションに引っ越した直後、事故に合い入院することになります。少し認知症の症状がみられます。
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新潟では子供を持つ父親、東京では恋人がいる男
映画では何度も登場する山道路トンネル日本最長、関越自動車道が物語の象徴的な存在で新潟と東京を繋ぐ、利一が必ず通る道です。
原作者の伊吹有喜さんは「新潟と東京とを結ぶ、長い関越トンネルは物語作りの一つの鍵になった。トンネルを越えると天候ががらりと変わるのを体験し、新潟を舞台に、トンネルを越えると男、戻れば父親という、男性の二面性を描けるのではと思った」という。
出典:https://www.niigata-nippo.co.jp/
小説家、川端康成さんの「国境を長いトンネルを抜けると雪国であった」は有名な書き出しがありますが、そのトンネルは群馬県水上町から新潟県湯沢町に抜ける上越線の清水トンネルのことです。
関東から新潟に向かうとき、景色がパッと雪に変わる瞬間はどこかスイッチのようで、人の気持ちが切り替わる表現に的確なのかもしれません。
主人公、利一は長距離高速バス運転手ということですが、泰造さんは大型バス免許を持っていませんでした。
なんと、この映画のために取得したそうです。
映画のために大型バス免許取得!
この映画のために、大型バス免許を取得した泰造さんですが、一発合格で取得しています。すごいですよね。
バスの運転手役に挑んだ原田はこの作品のために大型自動車免許を取得したそうで、「教習所の先生や新潟交通の人からは『いい腕しているよ』と褒められたんです」と明かすと、「トラック運転手の役も大丈夫です!」と次回作のアピールをしていた。
出典:https://www.cinematoday.jp/
実際に撮影中に運転することが多く、プロのバス運転手に合わせてバスを動かしたり、日によっては3時間以上ハンドルを握ることもあったそうです。もうプロです。
原田たいぞうです新潟で極寒過酷ロケ
高速道路での撮影では、サービスエリアで日が暮れてから撮影が始まり、同一アングルの撮影が取り終えると、別のサービスエリアでまた撮影を行っていました。
映画『ミッドナイト・バス』
夜を待ってます
新潟市内某所にて pic.twitter.com/HfmLEyCsXx
— ミッドナイト・バス (@stradafilms) March 14, 2017
関越自動車道は日本で2番目に長い道路トンネルで、下り線10,926m、上り線11,055mです。
その区間を何回も往復し、深夜から朝まで、関越トンネルの上下線で繰り返し撮影していました。
昼夜逆転してしまうような撮影環境はなかなか過酷です。
バス内での撮影が多かったので、特に通行止めなど行わず撮影されていました。
それ以外ほとんどの撮影を新潟で行っていて、新潟市、三条市、佐渡市などでロケを行っています。
暮れなずむ萬代橋。
新潟に来て渡らない日はないです。
midnightbus301@gmail.com pic.twitter.com/UBpum2o253
— ミッドナイト・バス (@stradafilms) February 25, 2017
映画『ミッドナイト・バス』無事クランクインしました!
新潟の皆さま、改めて宜しくお願いします!!
midnightbus301@gmail.com pic.twitter.com/O3xV8xxwys
— ミッドナイト・バス (@stradafilms) March 1, 2017
冬の新潟は雪のイメージがありますが、実は地域によっては日本海側の天候の特色で雪ではなく、雨、曇り、雷など天候がかなり変わりやすいのです。
その中で天候を見つつ撮影を行うは大変だったと思います。
ですが、その天候から生まれる情景は過酷さを忘れさせるぐらい美しいです。
出典:https://www.niigata-nippo.co.jp/
新潟県三条市にある白鳥の郷公苑でのシーン。
こんなにたくさんの白鳥が間近で見られ、演者やスタッフ全員感動したそうです。
佐渡市での撮影では、ノルウェーのハルダンゲル峡湾の景観にも勝るとも劣らず天下の絶景と賞されいる尖閣湾でも撮影が行われいます。
新潟の名所での撮影が多いので、映画を見終わった後、聖地巡礼に新潟を訪れたくなりますね。
夜から朝にかけて、関越自動車道の長い道をバスで撮影を行い、寒い中、日本海側特有の変わりやすい天気と共に撮影を行うのはとても過酷だったことでしょう。
そんな苦労があったように見えないぐらい、泰造さんや他の役者さん皆さん、笑顔でロケを語っていて素敵です。
色々な苦労と共に作り上げられた映画は日本以外でも上映されていました。
韓国でも好評上映
日本では2018年に公開されましたが、韓国ではコロナ禍により2021年2月から公開されました。
新潟-東京間を走る長距離深夜バス運転手で離婚歴のある中年男性を主人公に、家族や男女の葛藤を描いた邦画「ミッドナイト・バス」が韓国で上映され、好評だ。「穏やかに物語を紡ぐ日本らしい映画だ」「韓国でも離婚は珍しくなく、家族の在り方を考えさせられた」と映画ファンから共感の声が聞かれる。
出典:https://www.niigata-nippo.co.jp/
上映は遅くなってしまいましたが、好評ですね。
他にも北京やニューヨークなどの映画祭でも上映されています。
まとめ
「珍百景」「ネプリーグ」や「しゃべくり007」など数々のバラエティー番組にレギュラーで出演しているお笑いトリオ「ネプチューン」の原田泰造さんは、最近では芸人というより俳優として有名になってきています。
ドラマでは「奥様は魔女 松井譲二」「篤姫 大久保利通」や「龍馬伝 近藤勇」など出演していて、サウナ好きが功を奏し「サ道 ナカタアツロウ」を主演で務めています。
また映画では、「少年H 田森教官」や「キネマの神様 ギャンブル依存相談会の主催者」など演じています。
2018年に、新潟日報創業140年記念として、ストラーダフィルムズと新潟日報社が共同で製作、竹下昌男さん監督の映画「ミッドナイト・バス」に泰造さんが主演を務めました。
「ミッドナイト・バス」は直木賞候補になった小説家、伊吹有喜さん作品が原作です。
東京での過酷な仕事を辞めて、東京都故郷の新潟の繋ぐ深夜バスの長距離運転手をしている利一。
ある日、利一が運転するバスに、16年前に別れた元妻が乗車します。
その出会いがきっかけで、バラバラだった家族の再生と再出発を描くヒューマンストーリーです。
泰造さん演じる利一は、新潟では子供を持つ父親、東京では若い彼女を持つ男、二面性を持つ難しい役柄です。
東京と新潟を繋ぐ関越自動車道での撮影は、深夜から朝まで、昼夜逆転してしまいそうな撮影環境で、日本で二番目に長い関越トンネルの上下線を何回も往復して撮影していました。
泰造さんはバスの運転手という役柄のために大型バス免許を獲得しています。
ほとんどのロケを新潟で行っていて、新潟市や三条市、佐渡市など新潟の名所で撮影がされていました。
新潟の冬は雪のイメージがありますが、実は日本海側特有の天候で、雪ではなく、雨や曇りや雷など天気が変わりやすいです。
変わりやすい天候の中、寒さもある撮影は過酷で大変だったのがうかがえます。
色々な苦労を重ねたうえで製作された「ミッドナイト・バス」は日本だけでなく、韓国でも上映されていました。
韓国では離婚が珍しくないため、家族の在り方を考えられるなど上映は好評でした。
韓国以外にも、映画祭りで北京やニューヨークでも上映されました。
今回「ミッドナイト・バス」で主演を務めた原田泰造さん、映画のために大型バス免許を取得する努力、過酷なロケを乗り越え完成された映画は、家族という形を考えさせられる心動かすものでした。
これからも芸人という枠を超えて、俳優という枠も超えて、マルチに活躍する原田泰造さんを応援しています。
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