今回はモルックという競技にスポットを当ててみました。
皆さんモルックをご存じでしょうか?知らないという方もいると思うので分かるように書いてみました。
また、少しアレンジしてペットボトルを使うのが流行っているようです。これなら手軽に行うことができるので、ちょっと遊びでやってみるというのもいいかもしれませんね。
では、ご覧ください。
モルックのルールは?
出典:http://www.bunkashinbun.co.jp/
どんな競技なのか
一言でいうと、木製のピン(モルック)を使って木製のピン(スキットル)を倒して、その点数を競う
こんな感じです。似たような競技で考えるならボーリングのようなビリヤードのような、いろいろ混ざった感じですかね。
この競技は1996年から始まっています。思っていた以上に歴史が浅いので個人的に少し驚いたのですが、発祥の地はフィンランドでLahden Paikka社が考案しています。
要するに、商品を売るために作られたということですね。
同じような競技でキイッカというものがあるのですが、これが元になっているのではと考えられます。
プレイヤーとピンとの距離は3.5mでピンにはそれぞれ1から12の数字が書いてあります。
出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/
このように数字の場所も決まっています。
そして得点の計算方法は1つ倒れたらそのピンに書かれている数字がポイントになりますので、もし10が1本だけ倒れたら10点ということですね。
1と10が倒れたら2本なので2点、という具合です。
特徴的なのが、倒れたピンは完全に倒れないと得点にならない、ということです。つまり、倒れたピンや投げたモルックに寄りかかっているピンはカウントしないということです。
そして勝ち負けの基準なんですが、
50点ちょうど取った方の勝ち
なんです。ここもこの競技の特徴的なところで、50点以上ではなく50点ピッタリという条件があります。
では50点を超えたらどうなるかというと、25点に戻ってもう一度50点ちょうどを目指すというゲーム性になっています。
モルックが面白すぎるからみんなにもやって欲しい。子供ともできるし、とってもエコなゲームである。 pic.twitter.com/AIqqB93qOj
— けんいち@伊豆のぬし釣り (@innovarth_1) July 22, 2021
色々説明されてもイメージができないと思ったので、実際にやっている動画を見つけました。
短い動画ですがかなりシンプルで遊びやすい競技なのが見て分かるかなあと思います。
点数の計算方法
ちょうどいい写真があったので下の写真で説明しようと思います。
クイズ形式にしてみましたので少し皆さんにも考えていただきましょう。
解説は下に書いたので、答えだけ知りたいという方はそのまま下にいっちゃいましょう。
ちなみに私はこう考えました。
「倒れているのが4本で、それに書いてある数字を足すと30だから~
でも、画像には4点て書いてあるぞ。」
答えは4点なんですが、これは倒れた木の棒(スキットル)に書かれた数字の合計ではなく、倒れた本数で計算するというルールのようです。
ただし、1本だけ倒れた場合はそれに書かれた数字が得点になるというのが例外です。
では次に、もっと掘り下げて説明しますね。
コツは?
ルールは分かっていただけたと思うので、実際にプレーをする点で重要なポイントである、モルックの投げ方や点の取り方について説明します。
投げ方
投げ方は下からが基本です。そして狙いを定めるために何度か素振りします。
ビリヤードをされる方はなんとなく感覚が分かるのではないでしょうか。
そして、投げるときの足の位置は左右揃える、縦に開く、屈伸を利用して投げるの3つが主流になっています。
投げる軌道は緩やかな放物線をえがくイメージです。
他にも投げ方はあるのですが、今回は基本だけご紹介します。
点を取るための戦略
さあ、実際にプレーをしてみてもうすぐ50点というシチュエーションに立ったとして、今自分の得点が43点という状況を想定します。
そして、1から6の組み合わせで合計7点取るか、7点を1本倒すか迷っているとします。
ただし7の前には3,5,11がありピンポイントで狙うのは難しいですよね。
実は最初の説明であえて説明しなかったのですが、倒れたピンは倒れた位置で立てて戻すというルールもあります。
ですので、43点になる前にその3本を7の前からよける位置にしておけば比較的かんたんに7を狙えるわけです。
そう考えるとこの競技は投げる正確性だけでなく、いかに難易度の低い方法で確実にピンを倒せるかという頭脳戦でもあると言えるのではないでしょうか。
自作のペットボトルでやってみよう
まず単純にペットボトルをつかうメリットを考えてみると、
- お金がかからない(スキットルを購入する手間も省ける)
- 室内でもできる(木製だと部屋を傷つける可能性がある)
こんなところでしょうか。モルックという競技は国内ではまだあまり認知されていないので道具をそろえるのもひと手間かかってしまいます。
が、ペットボトルなら日常にあふれているので、探す手間も省けるのではと思います。
軽いので小さいお子さんでもできそうですしね。ペットボトルに点数を書いてルールも50点ではなく20点、越えたら10点に戻るなどして遊びやすくすればさらに気軽にできそうです。
まとめ
出典:https://naturumoutdoor.naturum.ne.jp/
- モルックはフィンランドが発祥の地で、1996年から始まった
- 競技は特徴的な部分が多く、技術だけでなく戦略も必要
- 木製のピンを使う代わりにペットボトルを流用しても楽しめて、コストなどのデメリットもなくせる
- 体力差などがほとんど関係ないので大人から子供まで楽しめるような競技内容になっている
今回は日本ではあまりなじみのないモルックという競技を紹介しました。
ただ競技ルールが面白いので、単純な仕様にも複雑な仕様にもできてかつコストもかからないので、いろんな年齢層にいろんなスタイルで楽しめるのではないかと感じています。
ぜひ一度友達や仲間と試してみてくださいね。
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